※今回の函館旅行は、心優しい函館在住 池田ご夫妻からのオススメのおかげで、
限られた短い時間の中、目一杯楽しむことが出来ました。感謝申し上げます。
2025/06/20
昨日から北海道に遊びに来ている母と1泊2日で、初めて函館へ。
思い返せば、最後に一緒に旅行に行ったのは小中学生の時以来な気がする。
出発当日の朝を美し過ぎる朝日が出迎えてくれた。

札幌から特急に揺られること3時間45分。
同じ道内でもこんなにも時間がかかるかと改めて北海道の広さを実感した。
ただ、そんな大移動も
KIOSKで買ったおにぎりとサンドイッチで遠足気分を盛り上げ、

お喋りしていたらあっという間に着いた。

まずホテルに荷物を預けてから、ほっとひと息つく暇も無く、
市電に乗って弁天寿しという大将が目の前で握ってくれるスタイルのお寿司屋さんへ。


人気店という事で開店前から並んだ。
しかし僕たち以外待ち人がおらず、シャッターが閉まっていたり、店の中から音も聞こえないことから
まさか今日休み!?と心配になってきた。
念のため、スマホで営業日や時間を確認した上で、もし開店時間になっても開く雰囲気が無ければ諦めようと
どっちに転んでも大丈夫な心づもりをしていたところ、ようやくシャッターがガラガラと開いた。救われた(笑)
残念ながら写真にはお寿司や店内の様子を残すことは出来なかったが、
(雰囲気で撮影しない方が良いと判断した)
お爺ちゃん職人の握りたてお寿司はとても美味しかった。
お皿では無く、カウンターと提供者の間のスペースに握った寿司を直接置くのが粋に感じた。
一流の職人の雰囲気や振る舞いが勉強になった。
お寿司は1人トータル9貫だったので、
まだお腹に余裕を感じていた我々は、
まさかのお昼ご飯のハシゴで函館ラーメン屋さんへ。
こちらも昔ながらのお店をチョイスし、
醤油と塩ラーメンを1つずつ頂いた。

流石に食べ過ぎたので、夜に備えて海沿いを散歩して消化促進。


この日は、札幌よりも5℃ぐらい涼しくて、むしろ少し寒いぐらいだった。
海が生活圏から近いため、住民は日常の中で海の恩恵を感じることが多いのかなーと勝手に想像した。
そして、特に印象的だったお店が2つあった。
1つは、はこだて工芸舎。
数名の作者による手作りの器やアンティークな作品が展示されており、
それを見て、将来食事時間をより快適にするための道具を使用する未来を妄想したりした。
最近は、おじさんになったら〇〇したいと妄想することが増えた。
建物も昔のまま残せるところは残して、工夫しながら使っている感じが良かった。
それはこのお店だけでなく、函館の町全体的にそういう建物が多いという印象を受けた。
もう1つは、ヤマザキ洋服店 ラーメン屋。
洋服店?ラーメン屋?どっちなの?
と外観から見て一瞬判断に迷ったが、調べてみると正しくはラーメン屋だった。
※以下ホームページより抜粋
この建物は約90年前にテーラーの「山崎洋服店」としてスタートしました。
ご縁がありこの場所を使わせていただきラーメン店を営むことに…
この歴史ある建物を活用し、おしゃれ好きが集まった場所からラーメン好きが集う場所へ。
函館の街並みを残していくために、山崎洋服店の名前と歴史を後世に伝えていきます。
同じ場所、同じ名前だけどまったく違うものとして生まれ変わりました。
函館の記憶と魅力をこの一杯とともに。
そんなのもアリなんだ!?と
目から鱗のアイデアに心を奪われた。
このお店でラーメンを食べることは無かったのだが、
もし次回函館に行く時は食べてみたいし、この先このお店を忘れることは無いと思う。
続いて向かったのは立待岬。
最寄り駅から800メートル程度、時間にして徒歩15分程度ということで歩いて向かった。
ただ、あと700mの看板を過ぎた辺りで様子が一変。
急勾配激坂のお出ましだ。
しかし、時既に遅し。
引き返す選択は無く、登ることを無理矢理楽しんだ。




おかげで足はプルプルしていたが、岬からの景色はやはり素晴らしかったし、
突然現れたリスや猫に癒されたから良い経験になった。
夕飯は名門スペイン料理屋ラ・コンチャさんへ。
なんと文化庁からも表彰された日本有数のスペイン料理を提供するお店ということで、午前中に予約をしておいた。




僕自身本格的なスペイン料理というものを食べたことがなく、
以前からいつか食べてみたいと思っていたのでとても楽しみにしていた。
結論、何から何まで全部美味しくて感動した。
北海道の奥尻ワイナリーの白ワインも美味しかったな〜。
最近は赤一択だったけど、白の美味しさを見直すきっかけになった。
夜は、疲れ切った身体に鞭を打って夜景を見に函館山へ。



スケジュール的に行くならこのタイミングしか無く、無い力を振り絞って歩いた。
函館はとにかく坂が多い!(笑)
海が近いから、坂の上に建物を立てようとするのは自然な流れなのかもしれないが、
あまりの坂の多さ、急勾配には身体が堪えた。
絶景を見たことで少し体力は回復したものの、
気力で何とか宿に戻り、泥のように眠りについた。
盛り沢山のDay1終了。