#274 Too much 呼吸

今日は週を締めくくるLedクラス。

そのクラスの中で、予期せず雷に打たれたような出来事があった。

トリコナーサナに入る辺りで急に隣の方が、

あなたの呼吸音はnoisyだと面と向かって言ってきた。

今まではどちらかと言えば良い呼吸音だと言われてきたので、

かなり戸惑ったのと言葉でグサっと胸を刺された。

いやーそう言われましても、

こちとらずっとこの呼吸スタイルでやってきてまんねん。

何を急に偉そうに言ってきやがって。

というのが正直に出てきた気持ち。

その後もアーサナは続き、

まあ確かに気合いのあまりちょっと力み過ぎていたかな?と思う所はあり、

音を少し小さく、優しく調整してみた。

このぐらいの呼吸でも意外と問題無く出来ると分かった矢先、

本日2度目のあなたの呼吸はNoisyを言われた。

いや少し調整しましたけど?これでも駄目ならどうすりゃ良いねん。

もっと別の言い方は出来ないもんかね…。

それが正直に出てきた喧嘩腰の気持ち。

しかし、相手を傷つけているのだとすればそれは良くないという冷静な気持ちもあり、

渋々呼吸の感覚はそのままに、思い切って音だけを自分にだけ聞こえるぐらいまで小さくしてみた。

これまでと変わらず問題無く練習出来るのか?という不安で、恐る恐るトライしてみた。

すると、どうだろう…

なんと呼吸の音を響かせようとしなくても

同じ様に呼吸の力で身体が動くではないか…。

そして感じる、

より落ち着いた穏やかな気持ち。

驕りや傲慢さがスーッと抜けていく。

直感的に食欲もこれで落ち着きそう…。

今までも呼吸をコントロールしてきたつもりだったが、

それはしっかりリードは掴んでいても躾がなっていない犬のように

吠えたり勝手に飼い主を引っ張っていくのと同じだった。

これがエネルギーある呼吸をコントロールする

ということなのかもしれない。

それに気づいた瞬間、

最初言われた時には

怒られたような、注意を受けたような、傷つけられたように感じていたのが、

あれはアドバイスだったのかもしれないと受け取ることが出来た。

言ってきた本人は、本当にただnoisyだと思ったのかもしれないし、

逆に自分の解釈どおり、遠回しなアドバイスだったのかもしれない。

真実は分からないが、もし後者だとしたらだいぶドSだと思う(笑)

今回のことは真摯に受け止め、

今後の練習では、音に頼らないエネルギーある呼吸を探してみようと思う。

音をしっかり出そうとしていたことで、力みに繋がり、やりにくくなっていたアーサナもありそうだと思うからだ。

実際に、バックベンドの時なんかは他のアーサナと比べ、

呼吸音はそこまで出ていなくても呼吸の力で深められている実感がある。

今日はある意味で、自分にとって修行のようなLedクラスだった。

大切な気づきをありがとう。