#188 珈琲道

今日は朝ヨガお休み。

そして一日中雨だったので心置きなくお家時間を満喫した。

今日特に印象に残っていることは、コーヒーを淹れるのに真剣になったこと。

コーヒーの香りをより楽しんでみたくなり、つい最近手挽きミルを購入した。

あとは豆をどこで買おうかいくつかある候補の中で迷っていたところ、初心者に寄り添って好みの味を一緒に探してくれると口コミのあった個人店に行ってみることに。

そこは開業してから30年になるお店で、まもなく還暦になる男性1人で営む人目に付きにくいこじんまりとしたコーヒー豆専門店。

店内飲食はやっておらず、海外の生産者と一般消費者の橋渡しになりたいという想いで営業している風変わりなディープスポット。

お店に入ると、常連ぽいお客さんが既に1人いて接客中だった。

出会ってすぐにその接客から店主の癖の強さを感じ取った。

椅子に座って待ってて下さいと言われて座っていたが、洗練された店内の雰囲気に自然と背筋が伸びる。

ヤバいとこ来ちゃったなーと思う一方で、ワクワク胸が高鳴っている。

先客の人がお店を出て行き、ついに自分の番がやって来た。

初心者だということを伝えると、口コミ通り一つ一つ丁寧に教えてくれた。

また自然な会話の流れで、会話の内容から幾つもある焙煎された豆の中でこの豆が良いと思うよと見抜かれたような提案を受け驚いた。

やはりこの人は只者ではなさそうだ。

さらに、自分が今持っているハンドドリップ道具を伝えるとそれに応じた基本の淹れ方も教えてくれた。

自分にとって美味しいコーヒー、好きなコーヒーというのは産地や品種を選ぶことではない。

それよりもまずは実験するように自分が好きな飲み口を探ること。産地や品種はそれからというのが印象的だった。

今まで自分は誰かが美味しいというものを美味しい物、良い物だと思って選んでいたけど、食べ物の好みと同じで誰かの美味しいは必ずしも自分に当てはまる訳ではないということにハッとさせられた。

そこで早速翌日の今日から、自分が好きな飲み口探しの旅が始まった。

豆の粒度や水の温度、時間をそれぞれ調整して飲み口の変化を楽しんでいる。

まだ始まったばかりだが、アドバイス頂いた通りのやり方でやってみるだけで既に以前自己流でやっていた時よりも美味しく淹れられて嬉しい楽しい。

コーヒーの深い沼にはまる日はそう遠くないかもしれない。

今日も良い1日だった。

明日も素晴らしい1日になりますように。